おぐらとしひろ 表と裏の仕事、両面を知った今の自分が出来る事!


【プロフィール】
名前 おぐらとしひろ
所属 アクション部(東京)/アクションディレクター
所属期数 20期
誕生日 5月9日
出身地 東京都
趣味・特技 DIY


【主な出演作】
◆映画◆
2020年:東映『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』 リュウタロス役
2019年:東映『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』 ティラミーゴ役
2018年:東映『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』 リュウタロス役
2015年:東映『Vシネ 仮⾯ライダーチェイサー』エンジェルロイミュード役
2015年:東映『仮⾯ライダー×仮⾯ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE⼤戦ジェネシス』メディック
◆TV◆
2020年:CX『⻯の道 ⼆つの顔の復讐者』
2020年:MBS・TBS系『映像研には⼿を出すな』
2019〜2020年:EX『騎⼠⻯戦隊リュウソウジャー』ティラミーゴ役
2019年:EX『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』トカゲイル / トカゲイル⼈間態役
2017〜2018年:EX『宇宙戦隊キュウレンジャー』クエルボ役
2015〜2016年:EX『仮⾯ライダードライブ』メディックロイミュード役
2012〜2013年:EX『仮⾯ライダーウィザード』メデューサ役
2011~ 2012年EX『海賊戦隊ゴーカイジャー』 宇宙猿サリー / ダイランドー役
2007〜2008年EX『仮面ライダー電王』リュウタロス役
◆PV◆
2010年:『J-MEN「限界REVOLUTION」(デビュー)』メイン


【主なアクションディレクター担当作品】
◆映画◆
2019年:東映『GOZEN-純恋の剣-』アクションディレクター
2012年:東映『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』アクションディレクター
2012年:東映『宇宙刑事ギャバンTHE MOVIE』アクションディレクター
◆TV◆
2020年:CX『竜の道 二つの顔の復讐者』アクション・コーディネーター
2019年:NHK『NHKドラマ10 トクサツガガガ』アクション・スタントコーディネーター
2019年:CX『トレース~科捜研の男~』アクションディレクター
◆イベント◆
2019年:シアターGロッソ『騎士竜戦隊リュウソウジャー5期』演出/アクションディレクター
2019年:シアターGロッソ『騎士竜戦隊リュウソウジャー4期』アクションディレクター
2017年:シアターGロッソ『宇宙戦隊キュウレンジャーショー 2期』演出/アクションディレクター
2017年:シアターGロッソ『宇宙戦隊キュウレンジャーショー 1期』演出
2016年:シアターGロッソ『動物戦隊ジュウオウジャーショー 1期』演出/アクションディレクター
2015年:シアターGロッソ『手裏剣戦隊ニンニンジャーショー 3期』アクションディレクター


【インタビュー内容】

—–最近では、池袋のLive Cafe Mixaで開催中の『進撃の響宴 〜ACT.1〜』(講談社様が「新感覚 MANGA エンターテインメント」をコンセプトにして作り上げた、大ヒット漫画「進撃の巨人」のショーレストランスタイルのイベント)で、アクションディレクターを担当された、おぐらとしひろさんのインタビューです。
まずは、おぐらさんの子供時代について教えて下さい。

 

 

おぐら:小学生の頃は、地元の少年野球チームに入りポジションはライトでした。
和気あいあいと、楽しく野球をやるようなチームでしたね。
兄と姉が習字を習っていて、僕も親から強制的に行かされていました。
実家が商店街のど真ん中にあって商売をやっていたので、これも親から強制されて、そろばん塾にも行かされていました。
確かにこれは、実家の手伝いには役立ちましたけどね。(笑)
英語塾も無理やり行かされて、泣く泣く通っていました。
40年くらい前に小学生で英語塾に通っていたわけですから、当時としては珍しいですよね?
おかげさまで、今でも英語は薄っペラペラですけどね!(笑)
今思えば、いろいろありがたい事なんですけど、習い事が嫌いではなく面倒くさかったんでしょうね・・・TV見たいから。(笑)

 

—–高校生の時から、当時のJACの養成所に通い始めたとお聞きしていますが、どんな経緯でオーディションを受験されたのですか?

 

おぐら:僕は、筋金入りのTVっ子でした。
当時、夕方から再放送していた「必殺シリーズ(時代劇)」が観たくて、授業が終わると教室を飛び出して、校門が開く前に乗り越えて、一目散に家に帰っていました。
高校に入り、子供の頃から憧れていた「必殺シリーズ」に、いつか自分も仕事人として出演したいと思い始め、映画「必殺4 恨みはらします」で、千葉真一さんや真田広之さん、当時のJACのメンバーが映画に出演されていたのを観て、自分もJACに入れば「必殺シリーズ」に出演できると勘違いして入団を目標にしました。後々、諸々間違いに気づくんですけど・・・。(笑)
たまたま偶然ですが、授業中に友達から回ってきた漫画誌にJACの入団募集の広告があって、そのページを破って家に持ち帰り、親に相談して高校2年生の時に養成部のオーディションを受験しました。
当時のオーディションでは、僕以外にも結構な人数の高校生がいましたね。
その後、オーディションに合格することができたので、高校3年生からJACの養成所に通い始めました。

 

 

—–養成所での様子を教えて下さい。

 

おぐら:当時の養成期間は2年間でした。(現在は1年間)
1年目は毎週日曜日が養成所の授業で、朝から演技、ダンス、マット運動、現代アクション、時代殺陣を各2時間ずつ受けていました。
授業終わりで、当時地下にあった練習場から階段を上がって帰ろうとする時には、疲労で足腰が立たないくらいでしたので、毎回階段を上がるのが辛かった記憶があります。
自分は高校生でしたので、特に長くやってきた運動や格闘技の経験はありませんでしたが、周りの年上の練習生は格闘技や器械体操、ダンスなどの経験者の方が多かったです。
そのような環境で引け目を感じる事も多かったですが、同期の練習生の皆さんが僕をいろいろとフォローしてくださったので、厳しい授業にも耐える事ができて、養成部を卒業しメンバーになる事が出来たと思っています。

 

 

—–初仕事について教えて下さい。

 

おぐら:メンバーになってからの初仕事は、夏の後楽園のヒーローショーでした。
最初は先輩の面付けや衣装の着付け補助を担当し、ショーの合間の休憩時間にアクション、スタントの補助などを練習していました。
その後、日光江戸村に行きました。ここでは、忍者ショーに出演させていただきました。3~4年ほど経験しましたかね。。
江戸村のアクション関連の舞台は、一通り経験させていただきました。
一時、江戸村と後楽園の舞台を掛け持ちで担当する事もあり、連日本番を経験しているような状態で、自分にとっては若い時にこのような経験をさせていただいたのは幸運だったと思いますし、スキルアップも出来、今につながる財産になったと思っています。
江戸村では寮住まいで先輩達と過ごしていましたので、コミュニケ―ションもとれたし、たくさんの経験談も聞かせてもらえて、参考になりました。

 

 

—–俳優とアクションディレクターのお仕事を両立されていますが、実際に取り組んでみて気づいた事、両者の違いなどを教えてください。

 

おぐら:最近は、アクションディレクターとして、作品に関わる事が増えてきました。
俳優とアクションディレクターの仕事では、全く違いますよね。
まずはお仕事に取り組む際の気構えですが、俳優の時は芝居が第一なのはもちろんの事ですが、加えて「自分がどのように画面(スクリーン)に映るか?」を考えても演技します。
逆にアクションディレクターの時は、「俳優をどのように画面に映すか?」を考えますね。
特にアクションに責任を持つポジションにいますので、まずは第一に「ケガや事故を起こさない。」という事を、最優先に取り組んでいます。
それがあった上での、アクションやスタントの演技指導をしています。
僕が常に心掛けているのは、アクションを演じている俳優の感情が、ダイレクトに伝わるような動きや所作を提案やアドバイスをして、動きでその役の感情表現と役の幅を広げる手助けになれたらと思っています。

 

—–『進撃の響宴 〜ACT.1〜』での、お仕事の内容をご紹介いただけますか?

 

 

おぐら:『進撃の響宴 〜ACT.1〜』で、アクションディレクターを担当しています。
上映中、演出の1つとして登場キャラクターに扮したアクターがステージ上でアクションを演じるのですが、その演技指導を担当しています。
映像と音楽、効果音や照明が常にシンクロして原作の魅力を最大限に引き出す演出方法になっていますので、演技指導をするうえでも、演者の動きが他の演出にシンクロするように気を使いました。
「曲と映像」「曲と演者」「演者と映像」に注目して見るなど、お客様により様々な楽しみかたをしていただけると思います。
演者の動きを映像に合わせ、曲に合わせ、そして効果音にも合わせ、それをライブで行うという現場でしたので、いままで様々な現場でやってきたことの集大成、ノウハウの結集をした仕事です。

僕は「進撃の巨人」愛読者なので、このお仕事に関われてうれしかったし、仕事も楽しかったし、好きな原作の世界観を表現する立場になってプレッシャーがいつも以上に感じました。

 

—–読者の皆様にメッセージをお願いします。

 

おぐら:はじめは表側の俳優でキャリアをスタートし、今はアクションディレクターとして裏側で仕事をしています。
表と裏の仕事を経験して、両側を知った今の自分を、表側で表現してみたいと考える事もあります。
表と裏の面白さを知ることが出来たので、これからのお仕事に役立てていきたいと思います。
これからも、どんな場面でも皆様のご期待に応える「おぐら」になれるよう、日々精進してまいります!(笑)

 


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