高橋光 来年50歳!役者は、まだまだこれからです!


【プロフィール】
名前 高橋光(たかはしひかる)
所属 アクション部(東京)
所属期数 20期
誕生日 7月16日
出身地 滋賀県
趣味・特技 スキー、漫才


【主な出演作】
◆舞台◆
2013~2019年:サンシャイン劇場他『ミュージカル「忍たま乱太郎」第1~9弾』ドクタケ壱・風鬼・キャプテン達魔鬼役
2019年:シアターグリーン BIG TREE THEATER『「雪のバッキャロー!!」~富岡製糸場~ <後編>』
2019年:全労災ホール/スペース・ゼロ『PANDORA』ビクトリーノ・ルーキー役
2019年:シアターGロッソ『ミュージカル「忍たま乱太郎」第10弾~これぞ忍者の大運動会だ~』アクション・スタントコーディネーター/キャプテン達魔鬼役
2019年:ルミネtheよしもと『幼児・小学生・戦隊ファン向け 夏休み企画 ももたろう』サルイエロー役
2018年:ルミネtheよしもと『幼児・小学生・戦隊ファン向け 夏休み企画 ももたろう』サルイエロー役
2018年:シアターグリーン BIG TREE THEATER『「山のバッキャロー!!」~富岡製糸場~ <前編>』
2017年:CBGKシブゲキ!『龍よ、狼と踊れ』武蔵坊弁慶役
2015年:シアター1010『舞台「十五少年漂流記」』ロック
2013年:日本青年館他『戦国BASARA3 宴』風魔小太郎役
2012年:ZEPP DIVERCITY TOKYO『TIGER & BUNNY THE LIVE』マシュー役/スカイハイ役

◆映画◆
2014年:東宝『エイトレンジャー2 (監督:堤幸彦)』アクションアシスタント/吹替え
2013年:東宝『SPEC~結~(監督:堤幸彦)』中国兵役/吹替え
2011年:東宝『WILD7 (監督:羽住英一郎)』強盗犯役
2011年:松竹『さや侍 (監督:松本人志)』同心役
2011年:角川映画『漫才ギャング (監督:品川ヒロシ)』スカルキッズメンバー役
2009年:角川映画『ドロップ (監督:品川ヒロシ)』鬼兵隊役

◆TV◆
2019年:EX『Re:フォロワー』暴漢役
2019年:CX『全力脱力タイムズ』アクションクルー
2019年:TX『三匹のおっさん リターンズ 平成ラストの大暴れ&悪党まとめて大成敗SP!』手下役
2017年:TX『三匹のおっさん3』鉄平役
2017年:NTV『行列のできる法律相談所』アクション指導
2015年:TBS/WOWOW『スピンオフ MOZU』スキンヘッドの男役
2015年:TBS『ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜 1話』若衆役
2015年:NTV『視覚探偵 日暮旅人』自転車の男役
2014年:BSプレミアム『小林賢太郎6』手下1役
2012年:TBS『SPEC~翔~』警備警官役/吹替え


【インタビュー内容】

—–ミュージカル「忍たま乱太郎」第11弾~忍たま 恐怖のきもだめし~にドクタケ忍者隊のキャプテン達魔鬼(たつまき)役として出演予定の、高橋光さんのインタビューです。
まずは、幼少期から養成入所前までを振り返って、自己紹介をお願いします。

 

 

高橋:ぼくは、子供の頃から目立ちたがり屋でしたね~。
小学校の時は、必ず通信簿で「ちゅかちょかしてる(落ち着きがない)」と、毎年書かれていました。
オトンからは、「来年も同じこと書かれたら、あかんぞ!」と、念を押されてました。(笑)
大学の教育実習生が学校に来た時は、実習生の送別会の余興で、九十九 一(つくも はじめ/お笑い芸人、俳優、脚本家、演出家)さんの真似でニュースキャスターネタをして友達や実習生に喜んでもらいました。
スポーツは、野球部に入っていました。ポジションはショートで1番打者でした。
試合では、毎打席、意地でも塁に出るつもりでいたので必死でしたね。

JACを知ったのは、小学校3年生の時でした。
姉貴が真田広之さんのファンで、その縁で知りました。
真田さんの活躍を、映画やミュージカル、コンサートやTV番組など、よく姉貴と一緒に見ていて、JACに入りたいと憧れるようになりました!

特に僕が一番好きだったのは、「ゆかいな海賊大冒険」という舞台で、大阪の梅田での公演んを観に行きました。
ガチのミュージカルなんですが、JACの俳優さんが、歌って踊って、アクションしてお芝居していました。
海賊の頭領が千葉真一さんで、海賊の船員役で主役の真田さん、お姫様役で志穂美悦子さんが出演されていました。
今考えると、とんでもなく豪華なキャスト陣ですよ。

真田さんのコンサートでは(今は歌を歌うイメージは薄いですが)、ワイヤーで吊られながら客席上で歌を歌っていました。
今では普通に使われる演出手法ですが、1980年代当時としては、他のアーティストさんはやっていない事だったので、初めて見た時は驚きました!
そんな事もあり、小学校5年生の時に「JACに入りたい!」と言ったら、親から「あかん!中学は行け!」と即答されてしいまいました。(笑)

 

 

—–中学生になっても、JAC熱は冷めなかったのですか?

 

高橋:中学生になっても、相変わらずJACが気になっていて、文房具の下敷きにJACの俳優さんの写真を挟んで通学していました。
中学卒業のタイミングで、再度親に「JAC行きたい!」と相談したら、「高校は行け!」と言われて・・・。
さすがに、これ以上はもう我慢できんと思って、親に無断でJAC養成部オーディションの願書を送っちゃいました。
後日、養成部のオーディションを受験して合格の通知をいただきました。

おかんには、「願書送ったよ。合格したよ!」と言ったら・・・、
「お父さんにおこられる、どないしょ?」と困っていたので、「大丈夫、自分で言うから。」と言って、ぼくから父親に説明して承諾してもらいました。
当時は、高校に通いながらバイトをして、JACの養成部に通いました。
月~金は高校に通い、バイトをしてお金を貯めて、部活もして、日曜日に養成所に通う生活をしていました。

自分はJACのメンバーになるのが目標だったので、高校の成績は酷かったです。
あまりに成績が酷いので、学校から親を呼び出された事もありました。
先生と親でぼくの将来について話し、「きちんと高校は卒業する。」という約束で、JACの道に進むことに対して理解を得られました。

 

—–高校三年間は、勉強、部活、アルバイトと養成所で大変だったと思います。高校卒業後にJACのメンバーとなり、どんなお仕事をされていたのですか?

 

高橋:高校卒業と同時にJACの養成期間も終わって、メンバーになるオーディションに合格しました。
「東京と京都どちらに行くか?」と聞かれたので、私は滋賀県出身ということもあり、地元に近い京都の東映撮影所を選びました。
京都の撮影所時代、はじめの1年間は、エキストラ(町人、飛脚、篭屋等)を演じていました。
その後、時代劇のラス立ち(ラストの大立ち回り)にも参加させてもらえるようになりました。
初めてスターさんと殺陣でからめるようになったのは、そこからまた1年位の時間がかかりました。

 

 

—–日光江戸村でもお仕事をされていましたよね?

 

高橋:当時、20歳だったと記憶していますが、京都から栃木県の日光江戸村に行くことになりまして。
江戸村では、忍者ショーに出演していました。
江戸村時代は、寮に宿泊して毎日江戸村に通う生活で、ほとんど会社員のような生活でした。
当時、ギャラがすごくよかったので、驚いた思い出があります。
江戸村では、京都のメンバーと、東京のメンバーが合流したので、初めて先輩後輩の間柄でお付き合いさせていただく人もいました。
岡元次郎さんや、今井靖彦さん、橋本恵子さんなど、すげー人達に初めてお会いしました。

江戸村時代は、時々、サーカス団の地方巡業にも参加していました。
サーカスでは、演目の合間合間に「赤い靴」というお芝居を入れていて、ぼくは「団長の息子ケン」という役で、不思議な赤い靴を悪者役と争奪戦を繰り広げるようなアクション演劇をやっていました。

その後、自分としては初になりますが、特撮ヒーロー番組の撮影現場に行くようになりました。
作品への出演や補助としての参加頻度が高くなったのは、「ビーファイターカブト」(東映/1996年放映開始)からでした。
同作では、初めて怪人役や悪の幹部役などもやらせていただきました。
多くのJACの先輩方がいた現場で、連日、怒られて指導されて、泣きながら仕事していた記憶があります。

 

 

—–最近のお仕事は、舞台のご出演が増えていて、アクション指導もはじめられていますが、初舞台の思い出など舞台のお仕事についてお聞かせください。

 

高橋:初舞台は、明治座の高橋英樹さんの特別公演で、武将・前田慶次の話でした。殺陣に、からみとして参加させていただきました。
それまで、ぼくが高橋英樹さんに持っていたイメージは「桃太郎侍」(日本テレビ/放映1976年 – 1981年)でしたが、舞台では同作とは動きが変わっていて、とにかく立ち回り一つ一つが大きく、迫力があった印象が強いです。
ぼくは役柄的に、「前田慶次を殺しにいく」わけですけど、戦う前から「あ、絶対に負ける」と自覚してしまうくらいの圧がありました。
その後は、北大路欣也さん、松平健さん、坂本冬美さんなどの舞台に参加させていただきました。
特に松平健さんの舞台は、10年位連続で参加させていただきました。
以降は、舞台『サクラ大戦』、『戦国BASARA3 宴』風魔小太郎役、『TIGER & BUNNY THE LIVE』マシュー役/スカイハイ役を経て、『ミュージカル「忍たま乱太郎」第1弾・再演』から、今回の第11弾まで出演させていただいています。

 

—–ミュージカル「忍たま乱太郎」第11弾~忍たま 恐怖のきもだめし~での役どころ、見どころなど教えて下さい。

 

 

高橋:今作も、ドクタケ忍者隊のキャプテン達魔鬼(たつまき)役として出演します。
今回も忍術学園乗っ取りを企て、天下統一を目指します!是非、我々の暴れっぷりにご注目ください!
ぼくはこのシリーズ、第10弾からアクション監督も、担当させていただいています。
ミュージカルとして音楽とダンス、そしてアクションが融合した舞台を、お楽しみください!

 

—–これからの抱負をお聞かせ下さい。

 

高橋:演技の幅を広げるという意味合いも含めて、いままであまり経験のなかった、徹底的な悪役、嫌われ役というのも是非演じてみたいですね。
来年2021年で50歳を迎えます。まだまだ役者として、舞台の上、キャメラの前で演技を続けていきますので、応援よろしくお願いします!

 


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