51期メンバー 尾野透雅


【プロフィール】
名前:尾野透雅(おのゆきまさ)
所属:アクション部(東京)
所属期数:51期
誕生日:12月26日
出身地:東京都
趣味・特技:中国武術/公認長拳普及指導員/スキューバダイビングCカード/ガス溶接/音楽鑑賞


【主な出演作】

◆TV◆
2021年:『機界戦隊ゼンカイジャー』アクションクルー

◆舞台◆
2021年:シアターGロッソ『機界戦隊ゼンカイジャーショー シリーズ第2弾「ゼンカイジャーVSゴーカイジャー」』出演
2021年:板橋文化会館『JAE養成部第51期研修生 卒業公演』出演


【インタビュー】

—–武術大会での優勝経験や、※長拳普及指導員のライセンスを持つ中国武術の使い手!尾野さんのインタビューです。
早速ですが、特技の中国武術についてお伺いさせてください。いつ頃から、はじめられたのですか?
※「長拳」:日本では競技武術(武術太極拳)として親しまれている。手足を十分に伸 ば して遠 くにいる敵を攻撃する拳術で、跳躍しての蹴り技や、旋転し駆けまわったりするなど、ダイナミックな動作があるのが特徴。

 

 

尾野:2歳くらいの頃に親の影響で中国武術を習い始めました。
初めは練習が嫌だったので、ずっと端っこで走り回って遊んでいたのですが、小学校に上がってからイベントや大会に出させてもらったりして、徐々に武術が僕の中で生活の一部になっていきました。
高学年になってから東日本の強化選手になり、小学5年生の時に初めて全日本大会で優勝しました。

 

 

土日も練習だったので、学校の友達と遊ぶことはあまりなく、チームの仲間と練習後に公園で遊んだり、ゲームで通信して遊んだりしてましたね。
武術の練習を通した思い出がとても濃いので、小学校での学校生活や行事の記憶がほぼありません。(笑)

武術以外の記憶と言えば、家の周りに公園がたくさんあったので、暇があれば公園に行って走り回ったり、木に登ったり、高いとこから飛び降りたりして遊んでました。
幼い頃は、泣き虫で落ち着きのない性格だったと思います。
家の中で動き回り、武術練習で走り回って、家に帰って親に怒られて泣く!こんなことを、毎日繰り返してました。(笑)

 

—–中学~高校時代はいかがでしたか?武術も続けられていますよね?

 

尾野:中学時代は、授業中に消しゴムを人間に見立てて武術の型をシミレーションしたり、友達とおしゃべりしていた記憶があります。
それ以外といえば居眠りしていたと思うので、授業態度はだいぶ悪かったです。(笑)
忘れ物も多くて、成績は酷かったですね。
相変わらず武術中心の生活でしたので、中学での学校生活の思い出と言えば、このくらいですね。

ある日、僕の所属していた武術チームに新しい子が入ってきて、その子の親が高岩成二さんでした。
ですがその当時、僕は戦隊やライダーを観ずに育ってきたので、初対面では「新しい子のお父さん」という程度の認識しかありませんでした。
しばらくしてからライダーの中の人だと知り、その時に初めてアクションに出会い、スーツアクターというものを知りました。

 

—–中学時代の高岩さんとの出会いが、今の進路に結び付いたわけですね。

 

尾野:はい。
中学生の時に高岩夫妻に出会い、その後しばらくして奥様が主宰していたアクションチームでアクションを習いはじめました。
相変わらず武術中心の生活でしたので、当時の僕にとってのアクションは、趣味程度の感覚でしたね。
ところが、それから数年の間にたくさんご縁があり、イベントでアクションを実演させていただいている間に、自分の中での気持ちが武術とアクションで5:5になっていきました。
高校卒業の頃には、武術も活かしつつアクションの方に進みたいという気持ちが強くなり、高岩さんの所属しているジャパンアクションエンタープライズに入ろうと思いました。
それからは1年間バイトをして、養成部に通う為に必要なお金を貯めました。

 

 

—–ちなみに、高校生活はいかがでしたか?

 

尾野:高校の頃は、授業中と武術と睡眠時間以外は、だいたい耳にイヤホンを付けていると言っていいほど、ずっと音楽を聴いてました。EXILE系、アイドル、洋楽、KPOPと今まで様々なジャンルにハマってきました。
毎日音楽を聴いていたので、外出時にイヤホンを家に忘れた日は絶望感が強すぎて、何も手につかないくらいです。
ちなみに、高校では真面目に勉強をしていたので成績も良かった方でしたよ!(笑)

 

—–養成部時代の思い出、エピソードがありましたらお聞かせください。

 

尾野:入所の為の試験に合格してからは、他の同期に負けないように、それまで以上に体作りはしていました。
養成期間の1年間は、辛い時もありましたが自分自身とても成長できた1年間だったのではないかと思います。
どの授業も同期に1人は得意な人がいたので、講師の指導以外に同期から学ぶ事も多かったです。
同期のみんなで技術を高め合い、競い合いながら日々稽古に励んでいました。
コーチに怒られて心が折れそうになった事もありましたが、今になって思い返すと、あの時怒られておいて良かったと思ってます。

 

—–これからの抱負を語ってください。

 

尾野:「アクションをやりたい!」という気持ちでここに入ってきたので、枠に囚われず色んな現場を経験して、アクション俳優としてのスキルを高めていきたいです。
そして、最終的に自分に合う場所をこれから見つけたいと思います!


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