51期メンバー 天野レイチェル


【プロフィール】
名前:天野レイチェル(あまのれいちぇる)
所属:アクション部(東京)
所属期数:51期
誕生日:9月22日
出身地:海外
趣味・特技:フラダンス/空手/フルート/メイク/生け花/スキューバーダイビングCカード他


【主な出演作】
◆TV◆
2021年:EX『機界戦隊ゼンカイジャー』アクションクルー

◆舞台◆
2021年:板橋文化会館『JAE養成部第51期研修生 卒業公演』出演


【インタビュー】

—–天野さんはハワイのご出身なんですね?

 

天野:はい。私はハワイ生まれで、18歳までハワイで育った日本人です。
私が生まれた頃、両親は野生のイルカと海で一緒に泳ぐツアーを運営する会社を経営していましたので、私は1歳半ぐらいの頃から父に連れられて(覚えていませんが)、海で遊んでいたそうです。
父によると、私が浮輪をつけてプカプカ浮かんでいたのが、特に思い出として残っているそうです。

2歳半になった頃、日本の母の実家の近くの市営プールに遊びに行きました。
大人用の深いプールで浮き輪もつけずに潜ったり、犬かきのように泳いだりしていたら、周りの人達にものすごく驚かれたことが、子供心に印象に残っています。

小さい頃は、男の子のように育ちました。
男の子が着る服が好きで男の子のように話したり、日本のテレビ番組(仮面ライダー、人造人間キカイダー、遊戯王)をよく見ていました。
友達も男の子が多くて、木登りやスーパーヒーローごっこ、おもちゃの銃で遊ぶこと、虫を捕まえることが好きでした。
動物と遊ぶのも大好きでしたので、その頃から家では大型犬、メジロ、カメレオン3匹、金魚も3匹飼っていました。
4歳から始めた習い事が2つあって、一つは空手です。
アメリカで女性が暮らす場合、危険なシーンに出会うこともあるからということで、父に勧められて始めました。

 

—–空手を習ってみて、どうでしたか?

天野:毎週末の土日は空手の練習がありましたが、行くのがいやでいやで・・・。(笑)
毎回、「おなかが痛い!」などと仮病を使うのですが、その度母に、「一度始めたことは最後まできちんと続けなさい!」と叱られて、渋々稽古に通っていました。
でも今は、空手の経験をJAEで活かすことができて、とても良かったっと感謝しています。
フラダンスも習っていました。
幼稚園時代の親友が通っていて、私も一緒にはじめました。
彼女は途中でやめてしまいましたが、私はフラダンスの音楽などもとても好きで、その後もずっと続けています。

 

—–中学、高校時代は、どのように過ごされていましたか?

 

天野:中学は、私立の学校に通っていました。
小学校の頃は友達をつくるのは簡単でしたが、私立の中学校に入ると既に学校では「幼稚園の頃からの仲良しグループ」みたいなのが出来ていて、とけ込む事ができずに、はじめはひどく孤独を感じたことを覚えています。
でも、いつまでも1人でいるわけにもいきませんから、少しずつみんなと上手く付き合って行けるように、自分の殻から抜け出すことを覚えました。
この頃の経験が、今の自分にコミュニケーションスキルを身につけるのを助けてくれたように感じます。

高校時代には、他の学校から新しく入ってくる人たちが、(中学時代の自分みたいに)一人で孤独を感じないように、歓迎ムードを演出しようと、特に努力していたと思います。

 

—–スポーツや習い事で、特に打ち込んだ事はありましたか?

天野:14歳の時に、「※1:メリーモナークフェスティバル」と呼ばれるフラの国際大会に出場し、3位を獲得しました。
このときに初めてチームワークの大切さや、先輩方の優しさ厳しさを心から感じる事ができ、これはとても素晴らしい体験でした。
またアメリカの高校では、マーチングバンドに参加することがとてもポピュラーで、私はフルートを演奏し、※2:カラーガードとしても参加しました。
毎年全米の学校から選抜チームが集まる、※3:パサディナのローズボウルにも遠征してきました。
これも貴重な思い出です。

※1:ハワイ島のヒロで毎年開催されるフラの祭典。1964年にアンクル・ジョージことジョージ・ナオペによって創設された。
※2:マーチングバンドにおいて、フラッグ、ライフル、セイバー(サーベル)などの手具を用いて、視覚的表現を行うパート。
※3:新年祝賀行事の1つとして、毎年の元日に行なわれるカレッジフットボールの大会、ローズボウルの前にパレードする。何十万もの人々が沿道で観覧し、全米でテレビ放送されている。

 

—–ハワイの高校生だった天野さんが、なぜ日本に来ることになったのですか?

 

天野:高校を卒業する頃になると、私は日本に行くことに興味が出始めました。
渋谷、原宿、AKB48など、なんだか楽しそうでとてもワクワクしました。ハワイは田舎だから。(笑)
私は日本で生活することを決めて、まずはモデルとしてタレント事務所に所属してみました。
でもしばらくして、なんだか自分には合わなくて、やりたかったことがこれじゃないことに気が付きました。

母に相談したところ、「あなたがハワイで長いこと育ててきたスキルを活かし、体を動かせることをしたら?」と提案してくれました。
母はその時に、私にJAEを勧めてくれました(母はちょうど真田広之さんや志穂美悦子さんの年代です)。

 

—–お母さまから勧められた事が、JAEに入るきっかけだったのですね?

 

天野:当時の私は、アメリカのアクションスターしか知りませんでした。
アンジェリーナ・ジョリーさんの「mr. and Mrs. Smith」や、 スカーレット・ジョハンソンさんの「Lucy」などが大好きでした。
彼女たちは、私の子供の頃からのロールモデル(模範となる人)でした。
敵と堂々と戦う事のできる、美しい強い女性です!

私はアニメ、特にアクションジャンル(犬夜叉、呪術廻戦、るろうに剣心、キルラキル、寄生獣、鬼滅の刃、東京リベンジャーズ、進撃の巨人など)をたくさん観て育ちましたので、母からの提案に、思わず「これだーー!」と思いました。(笑)
その時に私は、アニメの実写版などに出演できたらいいなぁ、とおぼろげに思いました。

 

—–JAE養成部のオーディションでの思い出やエピソードなどお聞かせください。

 

天野:私は日本語が、少々苦手です。
ですがオーディション当日、いきなり全て日本語で書かれた台本を受け取りました。
一瞬パニックになりました!(笑)
私はまっすぐ自分の席に戻って、携帯を取り出し、すべての漢字を翻訳しました。
鉛筆を持っていなかったので、フリガナを書き込むことができません!
調べた漢字を、すべて覚えなければなりませんでした。

私の番が来て、台本を読みました。
短い準備の時間の割には結構イケたなぁーと、うまく読めたと思いますが、もちろん全くスムーズではありませんでした。(笑)
その時の私には、全く根拠のない自信みたいなものがあって、「オーディションには絶対に合格した!」という確信を持っていました。
私は絶対にここ(JAE)に入る、入るべき!みたいな強い思いだけはあったと思います。

 

—–養成部の授業では、カルチャーの面でもご苦労されたのではないですか?

天野:養成期間中に学んだことはたくさんあります。
他人への礼儀、特に先輩やコーチ、先生に対しては、私がそれまで生活してきた環境の100倍厳しかったです。
私はアメリカで育ったので、自我や自己主張といった部分の性格は強く、一方でとてもフレンドリーです。
初めの頃、自分では礼儀正しく友好的にうまくやっているつもりだったけれど、周りから見たら全く出来ていなかったようで、いつもたくさん叱られました。
皆さんから見て、自分がどういう風に見えているという事は全く気にしていなかったので、注意されたり指摘をされて初めて自分を理解しました。
それからは一生懸命、今までと違う環境に適応していこうと努力しました。
皆さんを不快にせずにグループに溶け込むには、完全に自分を変えなければならないような気がしてきました。
アメリカ人のマナーが悪いわけではありませんが、日本とアメリカの違い、カルチャーショックは養成期間中の私に大きな影響を与えました。

 

—–養成期間中で、特に思い出に残るエピソードはありますか?

 

天野:スキューバダイビングの合宿でグループ全体のマナーが悪く、コーチに叱られた事がありました。
その時、私たちはみんなで話し合って、コーチの部屋に入って一対一で謝罪することにしました。
私は、コーチから自分の悪いところに対するアドバイスを受けたいと強く思ったので、一番最初に部屋に入りました。
コーチは私の謝罪に耳を傾け、こう言いました。

「レイチェルはとても明るい。レイチェルからそれを奪いたくないしそれがレイチェルの個性だから。 ここ(日本)ではその性格で勘違いされる可能性があるから気をつけるんだよ。」

泣いたのを覚えています…。感謝と嬉しい気持でいっぱいでした。
コーチの暖かなアドバイスのお陰で、「自分のことを全て変える必要はない。」事に気づきました。
そうしないと、目立たない。
この業界では、トップに立って輝かなければならないことを忘れてました。
私はこの性格を上手く生かす事を学びました。

 

—–今後に向けた抱負を教えてください。

天野:私の将来の夢は、ハリウッドのアクション映画に出演することです。
アクション映画で、アンジェリーナ・ジョリーやスカーレット・ヨハンソンのような人になること。
これからも、強くてかっこいいアクション女優になれるように、一生懸命頑張りたいと思います。
ありがとうございました。


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