清水麟太郎 TV番組でヒーローを演じたい!


【プロフィール】
名前 清水麟太郎(しみずりんたろう)
所属 アクション部(東京)
所属期数 48期
誕生日 2月18日
出身地 富山県
趣味・特技 バレーボール、バスケット


【主な出演作】
◆映画◆
2020年:東映 『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』(監督 中澤祥次郎)アクションクルー
2020年:東映 『魔進戦隊キラメイジャーエピソードZERO』(監督 山口恭平)アクションクルー
2020年:東映 『スーパー戦隊MOVIEパーティー』(監督 渡辺勝也)アクションクルー
2019年:東映 『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(監督 杉原輝昭)アクションクルー
◆TV◆
2020~2021年:EX『魔進戦隊キラメイジャー』アクションクルー
2020~2021年:EX『仮面ライダーセイバー』アクションクルー
2019~2020年:EX『騎士竜戦隊リュウソウジャー』アクションクルー
2019~2020年:EX『仮面ライダーゼロワン』アクションクルー
2018~2019年:EX『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』アクションクルー
◆舞台◆
2018年:板橋文化会館『JAE養成部第48期研修生 卒業公演』研修生G 役

◆イベント◆
2020~2021年:シアターGロッソ『魔進戦隊キラメイジャーショー』アクションクルー
2018~2019年:シアターGロッソ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーショー』アクションクルー
2018~2019年:シアターGロッソ『騎士竜戦隊リュウソウジャーショー』アクションクルー


【インタビュー】
——特撮作品のTVや映画、舞台で活躍中の、清水麟太郎さんのインタビューです。
まずは、清水さんの子供の頃の様子をお聞かせください。

清水:私は小さい頃から人見知りが強くて、打ち解けるとめちゃめちゃ仲良くなるようなタイプの子供でした。
普段は、屋外で活発に遊んでいました。
小学生の時は、習字を習っていました。姉が2人いて、いつの間にか一緒に習字教室に通うようになっていた感じですね。
サッカーもやっていました。
当時、小学生の間で流行っていたポケモンがきっかけで、ゲームにはまりました。

 

——どんな中学時代でしたか?

 

清水:バスケット部に入部して、1年ぐらいやったあとに、2年生からソフトテニスに転向しました。
運動は好きなんですけど、バスケット部での走り込みとかダッシュが面白くなくて・・・。
ソフトテニス部は、緩い感じで楽しみながら出来そうだったので変えました。
中学生になると、ますます人見知りが強くなったと思います。
ジャッキーチェンやブルースーリーなど、香港のアクション映画は大好きでよく観ていました。

 

——高校時代はいかがでしたか?

 

清水:高校は、工業芸術系の学校でした。自分は、器械科で旋盤などの技術を学んでいました。
ちなみに、40人のクラスで女子は1名!寂しかったですね。(笑)
部活は、高校2年生までソフトテニスをやっていました。
高校生の時に初めてバイトをしました。
当時は、お金があればいいなー位の感じで、特に何か欲しい物があるという事ではなかったです。

 

——俳優を目指そうと思ったきっかけについて教えて下さい。

 

清水:中学から高校の時に、TVや映画で観るアクションが大好だったので、「自分も将来、スタントマンになれたらいいなー。」と、思い始めました。
そして高校三年生の進路指導の時に、「スタントマンをやりたい!」と親に相談したら、母親からJAC(母親世代はJACの為)がいいんじゃないのと進められて検索。
JAEの存在を、ホームページを見て初めて知りました。
それからは、高校を卒後したらJAE養成部のオーディションを受けて入ろうと思いました。
当時、筋トレは趣味でやっていましたが、オーディションを受けると決めてからは、柔軟や格闘アクション的な自主練習も加えました。

 

——養成部での思い出や、エピソードなどお話ください。

清水:入所前に見学をさせていただき先輩方の練習風景を見て、「いままで自分が経験してきた、普通の学校の授業の雰囲気とは違う。」と思ったのが記憶に残っています。
「夢に向かって努力する人達の、授業に取り組む真剣度」が違うなと思い、自分の仕事にしようと決心がつきました。
大人になっても相変わらず人見知りで、1っ匹狼のような感じで養成部時代をスタートしました。
私は過去の授業の内容や、日々の練習メニューの内容を記憶する事に長けていて、よく同期から質問されて答える機会がありました。
そのような関係を通して、徐々にコミュニケーションも増えていき、自然と一目置かれるようになり、仲間と打ち解けられたと思います。
仲のよかった同期2人とは、ほぼ毎日のように授業終わりで一緒でした。

授業で一番大変だったのは、マット運動でした。
入所前の自主練習でも全くやっていなかったので、全然できなくて!
毎日怒られて、出来なくて、相当ストレスがありました。
スタント(落っこち)や現代殺陣は面白くて、自分の中では「出来たクラス」だったと思います。

今改めて振り返ると、「絶対に戻りたくない1年」ですね。
精神的、肉体的に人生で最も辛い1年でした。
ですが、当時の経験が確実に自分の「もの」になっています。
俳優としての基礎を、徹底的に学べた1年でした。
本気でやる気があるなら続けられる。本気でやる気が無いなら諦めたほうがいい。そんな1年でした。

 

——初仕事の思い出を教えてください。

 

清水:初仕事は、仮面ライダービルドの撮影現場での補助でした。
特に、アクション、スタントの補助が多かったです。ワイヤーを引いたり、トランポリンやマットを出したり等です。
今でも忘れないのが、撮影現場で常に先輩方から言われていた、「カメラをみろ!」というアドバイスですね。
その意味は、「自分で画角(カメラで撮影した際、実際に写る範囲)を考えて、監督やカメラマンがどこを映してどう取りたいのか?を常にイメージして動くように!」という事なんです。
それを意識すると、自分の動きが変わります。
次に使う機材も推測できるようになりますから、いちいち先輩やスタッフさんから指示されなくても動けるようになるのです。
これは補助だけでなく、演技をするうえでも重要になるスキルです。

 

——現在のお仕事について教えて下さい。

 

清水:シアターGロッソでは、戦隊のレギュラーキャラクターから怪人、戦闘員まで一通りやらせていただきました。
現在は、戦闘員役で出演しています。
具体的には朝早く現場に来て、ヒーローの衣装やパーツを準備して、小道具の管理・修理も自分たちでやって、先輩の着付けやアクションやスタントの補助をやって、片付けて等々。
将来TVシリーズの仕事をやる為に、その基礎をGロッソで覚えているような感じです。

 

——今後の出演予定など教えて下さい。

 

清水:今年から来年にかけて、引き続きGロッソでキラメイジャーショーに出演していますので、ぜひご観覧ください。

 

——今後の抱負をお聞かせください。

 

清水:特撮ヒーロー作品のTVシリーズに出演して、ヒーローを演じてみたいです。
チャンスを掴むことが出来たら、映画にもチャレンジしたいです。
私は人見知りで顔を出すのが苦手なので、当分はスーツアクターとして経験を積んでいきたいと考えています。