鍜治洸太朗 どんな役でもこなせる俳優を目指しています!


【プロフィール】
名前 鍜治洸太朗(かじこうたろう)
所属 アクション部(東京)
所属期数 45期
誕生日 1月23日
出身地 長崎県
趣味・特技 水泳


【主な出演作】

◆映画◆
2020年:東映 『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』(監督 中澤祥次郎)アクションクルー
2020年:ワーナー・ブラザース『ぐらんぶる』(監督 英勉)アクションクルー
2020年:東映『がんばれいわ!!ロボコン ウララ〜!恋する汁なしタンタンメン!!の巻』(監督 石田秀範)アクションクルー
2020年:東映 『魔進戦隊キラメイジャーエピソードZERO』(監督 山口恭平)アクションクルー
2020年:東映 『スーパー戦隊MOVIEパーティー』(監督 渡辺勝也)アクションクルー
2018年:東映『パンク侍、斬られて候』(監督 石井岳龍)腹ふり衆 役/アクションクルー

◆TV◆
2020~2021年:EX『魔進戦隊キラメイジャー』アクションクルー
2020~2021年:EX『仮面ライダーセイバー』アクションクルー
2019~2020年:EX『騎士竜戦隊リュウソウジャー』アクションクルー
2019~2020年:EX『仮面ライダーゼロワン』アクションクルー
2018~2019年:EX『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』アクションクルー
2017~2018年:EX『仮面ライダービルド』アクションクルー

◆舞台◆
2017年:文京シビックホール他『里見八犬伝』(脚本 鈴木哲也・演出 深作健太)アンサンブル
2016年:帝国劇場『Endless SHOCK(主演 堂本光一)』(作・構成・演出 ジャニー喜多川)アクションクルー
2016年:天王洲銀河劇場他『曇天に笑う』(脚本 高橋悠也・演出 葉月チョビ)アンサンブル
2016年:博多座『博多座十一月花形歌舞伎 石川五右衛門』(演出・振付 藤間勘十郎)アンサンブル

◆イベント◆
2020年:シアターGロッソ『魔進戦隊キラメイジャーショー』メインキャラクター
2019~2020年:シアターGロッソ『騎士竜戦隊リュウソウジャーショー』アクションクルー
2018~2019年:シアターGロッソ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーショー』メインキャラクター


【インタビュー】

——特撮作品、舞台にご活躍中の鍜治さんです。早速ですが自己紹介を兼ねまして、まずは鍜治さんのお子さん時代の様子をお聞かせください。

鍜治:親からは、落ち着きがないと良く言われてました。
子供の頃は、友達とドッチボールや竹馬でよく遊びました。おじいちゃんが、竹から竹馬を作ってくれましたね。
水泳は、物心ついた時には、すでにやっていました。
小学4年生から選手コースに入ったので、週4・5日くらいスイミングクラブで練習していました。
大会には、自由形とバタフライで出場していました。
サッカーを小2~小4くらいまでやっていました。
小学校にサッカークラブがなくて、友達がやっていた地域のサッカーチームに入りました。
厳しい家庭で、漫画やアニメなどは、ほとんど見れなかったですね。
唯一、当時は友達と「ビーダマン」で遊んだ記憶があるくらいです。

 

——中学時代はいかがでしたか?水泳は続けられたのですか?

 

鍜治:引き続き中学3年間も、スイミングクラブで水泳を続けました。中距離(200、400m)で県大会まで出場する事ができました。
小学生の時は、背の順が前から数えた方が早かったのですが、中学で一気に背が伸びましたね。160cm位いったかも。
身長が伸びるのと比例して、水泳のタイムも伸び悩みました。水泳では、身長と筋力が重要なんです。
水泳は、汗がかかない(水に流れる)ので、泳いでいると気持ちが良かったです。
三年生の時に、運動会でクラスの応援団長をやりましたね。

当時の趣味は、釣りや天体観測でした。
幼稚園のころから宇宙飛行士にあこがれていて、幼稚園、小学校、中学校の卒業式で、お決まりのように言っていた記憶があります。
天体観測の魅力は、宇宙の大きさを感じれる事です。
宇宙の広大さにくらべ、自分はなんて小さな存在なんだと自覚し、大抵の悩みは忘れられますよ。
友達と夜空を見ながら寝そべり、語り合うのが楽しかったです。
相変わらず家では、漫画、ゲーム絶対禁止でした。ご飯のときは、もちろんTVも禁止でした!(笑)

 

——高校時代は、いかがでしたか?

 

鍜治:入学した高校が全寮制だったので、やっと厳しい親から解放されて、ちょっと自由を謳歌しすぎたかもしれません。
その影響もあって、勉強が追い付かなくなってきて、成績も厳しい感じで。
長年通ったスイミングクラブをやめて、高校の水泳部に入りました。
冬は友達とサッカーして遊んでました。
文化祭で目立ちたくて、ダンス同好会にも入りました。ブレイクダンスやれるとかっこいいかな?と思いまして。
文化祭で披露して、身内や同級生には結構ウケてましたよ。

 

——俳優を目指そうと思ったきっかけについて教えてください。

 

高校の時に勉強が苦手だなと思いまして・・・。だったら将来は、身体を動かす仕事がよいと思いました。
それから、子供の頃に度々おじいちゃんと水戸黄門を見ていて、忍者とか殺陣に憧れていた影響もあったと思いますが、体を動かす仕事としてアクション俳優を目指そうと思い到り、ネットで検索してJAEを知り、自分の判断で高校を中退しJAE養成部のオーディションを受ける事を決心しました。

 

——自分で決めた進路を親に相談した時、どんな感じでしたか?

鍜治:養成部の書類選考を通過できたと親に話した時には、すごく反対されました。
親にとっても芸能界は全く未知の世界でしたし、特に母親は私に対して進学や安定した職業に就くことを望んでいましたから、強く反対されました。
高専に通っていましたので、「なぜ進学もせずに、芸能界なんだ?」という思いがあったのだと思います。
そんな親の思いや心配を振り切って芸能界を目指すことを決めたわけですから、「絶対に途中で投げ出せない!」という覚悟で、私はJAEの養成部に入りました。

 

—–実際に養成部に入って、日々の授業を受けた感想を聞かせてください。

 

鍜治:自分が思っていたよりもはるかに、精神的にも肉体的にも厳しい世界なんだと実感しました。
そして、今まで以上に本気で取り組もうと思いました。
スタントの授業では、水泳のターンで覚えていた身体の使い方が応用出来て、空中姿勢などを作る際の身のこなしに応用できました。
一番辛かったのは、演技のクラスでした。セリフを覚えるというのが苦手で。どうやるのか?はじめは分からなくて・・・。
さらには性格上、どうしてもセリフを人前で話すのが恥ずかしくて。(笑)
結局、何度も何度も繰り返しセリフを口にしたり、同期との掛け合いに沢山の時間を費やし慣れる事が効果的だと気付きました。
マット運動では、日々、自分が出来ることが増えていくのが実感出来て、苦しさよりも楽しさのほうが先行していました。
入所当初は、バク転やバク宙が全くできませんでしたが、卒業近くには出来るようになりましたね。
自分の成長を実感できた成果の1つです。

授業では、メニューを上手にこなせる人ほど、実演の順番が前になります。
その順番が前に行くのが、楽しかったです。楽しく同期と順番を競えましたし、コーチに認めてもらえた感が実感できました。
それから自主練習で鍛えた成果を、授業で発表していく感じもありました。
同期との絆も強くなりました。今でも辞めていった同期とは、友人関係が続いています。
今思い返すと、人生で一番密度の濃い1年でした。
卒業公演は、準備から本番までしんどかったですね。
でも、私の初舞台に親や友達も観にきてくれて、一生忘れない経験です。
卒業公演の現代殺陣のシーンで、トランポリンで登場してこれからアクションが始まるぞって時に笑っていたらしく、からんでいる同期から教えてもらいました。緊張?嬉しかったのか?自覚はないのですが、いろいろな感情が混ざり合っていたのだと思います。

 

——初仕事について聞かせてください。

 

初仕事は、仮面ライダードライブの撮影現場でした。
現場に入って、改めてタテ社会の業界である事を自覚しました。
先輩のお手伝いをする事の重要性や、大先輩のプロ意識を知りました。

 

——現在のお仕事についてご紹介ください。

 

今はGロッソで、スーパー戦隊ショーのメインキャラクター役をやっています。
舞台は生ものです。あらかじめ動きは決まっていますが、毎回動きやアクションのタイミング、会場の雰囲気が変わるので新鮮です。
3m~5mくらいの場所からの落下スタントもあるので、怪我しないように注意しつつ最高のパフォーマンスができるように挑戦してます。
ヒーローがピンチに陥るシーンで、会場の子供達から「頑張れー!!」の声援を受けると、私も演じていて本当に勇気を貰えたような感覚になり頑張れます!クライマックスに向けて、ヒーローの気持ちになり切れて闘いに挑めるのです!
ショーの終了後、帰り際の子供たちが自分の役のフィギュアを持っていたりすると、とっても嬉しい気持ちになります。

 

——最後になりますが、今後の抱負や目標について語っていただけますか?

 

イベントや舞台・映画・TVでも、またヒーローに限らず、どんな役でもこなせるような俳優になることを目標にしています。
それから、時代劇にもチャレンジしてみたいですね。忍者をやってみたいです。
これからも様々な役を演じて経験を積んで、目標達成を目指します!